公益社団法人アルコール健康医学協会発行の、お酒と健康に関する情報誌、書籍、パンフレットなど出版物や教材を紹介します。
アルコールと健康に関する最新の医学情報（2018下半期）
Ⅰ．非臓器特異的な内容、分類が困難な内容
１．疫学・予防的分野
(1) 総死亡
| 1 | 生活習慣改善による健康寿命における潜在的利益：ヨーロッパ地域での調査 | A-110 |
| 2 | ヨーロッパにおける成人男性過剰死亡の最重要危険因子としての蒸留酒の過剰消費 | A-110 |
| 3 | アルコールと心疾患 | A-110/C750 |
| 4 | 父親のアルコール摂取が子の長期生命予後に及ぼす影響 | A-110/A-133 |
(2) 母子に与える影響
(3) 小児への影響
| 1 | ベネズエラの青少年における薬物乱用 二次関数モデルの有効性 | A-132/A-179 |
(4) 青年に与える影響
| 1 | アルコール・大麻同時使用経験者における使用障害症状の関連：スイスの若年一般集団のネットワーク分析 | A-133 |
| 2 | マレーシアのミリの学生における問題飲酒行動とうつ状態について | A-133/A-152 |
| 3 | メキシコ系およびヨーロッパ系アメリカ人家族における多遺伝子リスク、家族の結束、および青年期の攻撃性：アルコール使用への発達経路 | A-133 |
| 4 | 若年者に対する家族ベースの飲酒予防介入プログラムのレビュー | A-133 |
| 5 | 社会不安障害、不眠症状とアルコール使用障害の関連：米国における青年の大規模集団調査から | A-133/A-141 |
| 6 | HIV曝露前予防薬を処方された男性間性交渉者における不健康なアルコール摂取と薬物使用の有病率とその関係 | A-133/A-163 |
| 7 | 大学生の飲酒において顔面紅潮反応あり群（現在および過去）となし群における飲酒の主な理由について | A-133 /A-134 |
| 8 | 青年期のアルコール摂取や違法薬物使用に対する親の喫煙の影響 | A-133 |
| 9 | 服薬中の青少年におけるアルコール摂取とアルコール相互作用薬 | A-133 |
(5) 大学生に与える影響
| 1 | 肯定的過剰飲酒者の典型概念は、多量飲酒とアルコールの問題を予測する | A-134 |
| 2 | 日本の大学生における飲酒理由についての横断研究 | A-134 |
| 3 | アフリカ系アメリカ人大学生におけるアルコール関連問題の遺伝的リスク、仲間からの逸脱、対人関係における心的外傷がアルコール使用障害の症状の動向に及ぼす相互作用に関する検討 | A-134 |
(6) 胎児性アルコール障害
| 1 | 成人の胎児性アルコール・スペクトラム障害の有病率とその特徴：カナダの症例確認研究 | A-135/A-162 |
(7) その他、身体的影響
| 1 | プライマリケア領域における、西洋白人と南アジア人の客観的身体活動・安静度の違い：PROPELS試験の横断解析 | A-139 |
| 2 | HIV保有者における飲酒と多疾患罹患について | A-139 |
| 3 | 飲酒とたんぱく尿発症との関連 | A-139 |
(8) アルコール依存症
| 1 | 双極性障害の高齢男性における双極性障害発症年齢とアルコール・薬物乱用 | A-141/A-152 |
| 2 | アルコール使用障害治療初期の集約的治療はアルコール離脱併存症を持つ患者の治療継続を促進する | A-141 |
| 3 | アルコール依存と歯周病および歯牙欠損の関連：横断研究 | A-141 |
| 4 | 女性における母親との類似性の自覚とアルコール乱用との20年以上を経た関連 | A-141 |
| 5 | 成人の飲酒問題のためのインターネット介入の効果と治療媒介因子：19のランダム化比較試験の個人患者データのメタ解析 | A-141 |
(9)精神疾患（アルコール依存症を除く）
| 1 | アルコール使用障害と不眠症は、韓国の消防士のPTSD症状と自殺念慮との関連を仲介する | A-152/A-155 |
| 2 | 精神障害を有する青年におけるアルコールおよびマリファナ使用の軌跡 | A-152 |
(10) ストレス・気分
(11) 事故・交通外傷
(12) 性行動
| 1 | 性的少数者におけるアルコール、タバコ、薬物使用障害の重症度 | A-163 |
(13) その他の社会的影響
| 1 | 危険な飲酒と大量機会飲酒の異なる社会経済的背景：日本の一般集団における社会人口学的要因による有病率 | A-169 |
| 2 | 2004-2011年の生殖可能年齢の中国人女性における喫煙と飲酒率：率と社会人口統計学的影響因子 | A-169 |
| 3 | 飲酒単独とマリワナ併用運転者の飲酒に対する意識、飲酒量およびその顛末の違い | A-169 |
(14) 調査手法
(15) いずれにも分類されないもの
| 1 | 120万人を対象とした喫煙と飲酒の遺伝的病因への新たな洞察を与える関連研究 | A-190 |
| 2 | カナダの女性HIV感染者における薬物使用の実態 | A-190 |
| 3 | 危険飲酒が医療サービス利用に与えるインパクト | A-190 |
２．基礎研究分野
(1) 青年に与える影響
| 1 | エストロゲンは思春期後の青年期ラットのエタノールによる記憶欠損を調節する | B-133/B-210 |
(2) 胎児性アルコール障害
| 1 | 視床下部CCL2/CCR2ケモカイン系：母親でのエタノール曝露が出生仔青年期のメラニン凝集ホルモンと行動に与える性的二型性効果での役割 | B-135/B-210 |
| 2 | 出生前のエタノール曝露は精神刺激薬の依存の危険性を増加する | B-135/B-210 |
| 3 | 母子分離ストレスは出生前エタノール曝露で生じる探索行動と細胞外シグナル調節キナーゼ活性の増加を低下させる | B-135/B-210 |
(3) 代謝疾患・肥満
| 1 | マウスで低酸素誘導因子プロリン4-水酸化酵素2の全身性の不活性化はアルコールによる脂肪性肝疾患を防ぐ | B-136/B-540 |
(4) その他、身体的影響
| 1 | ヒト細胞のテロメアの動的挙動と調節に対するエタノールの効果 | B-139 |
| 2 | Aktの膜への動員低下がPTEN/Akt/GSK-3β/β-カテニン系を介したアルコール性骨減少症に関与している | B-139/B-820 |
(5) アルコール依存症
| 1 | 捕食動物の匂いストレスはアルコール条件付け嫌悪を低下させる | B-141/B-210 |
| 2 | エタノールは腹側被蓋野のKCNK13カリウムチャネルに作用して発火頻度を増加し多量飲酒を制御する | B-141/B-210 |
| 3 | エタノールは無顆粒性島皮質のグルタミン酸作動性神経伝達とNMDA仲介性可塑性を調節している | B-141/B-210 |
| 4 | アルコールはScabrous-Notchを活性化して連想記憶に影響を与える | B-141/B-210 |
| 5 | ドパミンはアルコール離脱ラット側坐核での辺縁系記憶障害、樹状突起棘構造変化、NMDA受容体依存性LTDの低下を回復する | B-141/B-210 |
| 6 | ラット器官型海馬切片培養でのエタノール依存と離脱モデルにおけるグルタミン酸仲介性神経毒性 | B-141/B-210 |
| 7 | ラットでガラニンN端フラグメント1-15の中枢投与はアルコールの自発的摂取を低下させる | B-141/B-210 |
| 8 | 活性化した間葉系幹細胞の投与は、多量アルコール飲酒ラットの慢性飲酒を阻害し、再燃様飲酒を抑制する | B-141/B-210 |
| 9 | 前部島皮質は罰刺激によるアルコール探索の自制後の再燃傾向で重要である | B-141/B-210 |
| 10 | 分界条床核回路の内因性カンナビノイドの調節は、アルコール離脱に関連した陰性感情行動を制御する | B-141/B-210 |
| 11 | エタノール摂取は側坐核穀部D1受容体発現中型有棘細胞へのグルタミン酸作動性腹側海馬入力を亢進する | B-141/B-210 |
| 12 | CRF依存性扁桃体遠心路の不活性化はアルコール依存ラットの嗜癖様行動を改善する | B-141/B-210 |
(6) ストレス・気分
| 1 | 青年期での間欠的エタノール曝露後の社交不安のオキシトシンとバゾプレシンによる制御 | B-153/B-210 |
３．臨床・治療分野
(1) 母子に与える影響
(2) 小児への影響
| 1 | 小児における急性アルコール中毒のパターンの変化 | C-132 |
(3) 青年に与える影響
(4) その他、身体的影響
| 1 | WHOのアルコールリスク飲酒レベルの実験室試験に基づく評価 | C-139 |
(5) アルコール依存症
(6) 認知機能
(7) ストレス・気分
(8) 嗜好
(9) 事故・交通外傷
| 1 | データ インフォマティクス方法論を用いた事故および救急部門内のアルコール短期介入の効果の調査 | C-161 |
| 2 | 第6次Tromsø研究における補完代替医療（CAM）の使用と飲酒による外傷との間の性差 | C-161 |
| 3 | ドライバーの血中アルコール濃度制限を下げることの交通事故とアルコール消費に対する影響の評価：自然実験 | C-161 |
(10) 調査手法
| 1 | ルーチーンの日常生化学的検査でのエタノールによる干渉の評価 | C-179 |
(11)アルコール飲料についての研究
| 1 | 飲酒者への通知：現在の英国のアルコール表示は改善され得るか？ | C-181 |
Ⅱ．臓器特異的な内容
１．疫学・予防的分野
(1) 上部消化器
(2) 肝臓
(3) 膵臓・がん
(4) 男性生殖器
(5) 血液
(6) 動脈全般（動脈硬化含む）
２．基礎研究分野
(1) 中枢神経
(2) 下部消化器
| 1 | 腸管HIF-1αの欠損は腸内菌共生バランス失調とバリア機能障害を誘導してアルコール性肝疾患を悪化させる | B-520 |
| 2 | ヒトディフェンシン-5はマウスの腸でエタノールと大腸炎で生じる腸内菌共生バランス失調やタイトジャンクション障害、炎症を阻止する | B-520 |
(3) 肝臓
３．臨床・治療分野
(1) がん全般
(2) 頭頚部全般
(3) 肝胆膵全般
| 1 | アルコール性脂肪性肝炎（ASH）とアルコール性肝炎（AH）：出現する事象、臨床的側面と薬物療法のオプションのカスケード | C-530 |
| 2 | 有害なアルコール摂取の再開はアルコール性肝炎に続く門脈血行動態の変化に影響を与える | C-530 |
| 3 | 肝移植後のエチル毒性肝硬変正常化を伴うアルコール依存患者におけるレプチン発現と遺伝子メチル化パターンと将来の研究への意義 | C-530 |
(4) 肝臓
| 1 | アルコール性肝線維症：検出と治療 | C-540 |
(5) 胆嚢
(6) 骨・骨格系
(7) 内分泌臓器
| 1 | 糖尿病男性患者における軽度から中等度の飲酒と心血管代謝指標との逆の関連 | C-840 |
| 2 | アルコール摂取、抑うつ症状、および糖尿病関連合併症の発生率 | C-840 |
