長い時間飲み続けると、自分の適量を超えて酒量が増えてしまい、大量飲酒につながり、また、翌日になってもアルコールを代謝しきれないために、二日酔いになってしまいます。ほどほどの時間で切り上げるようにして、節度ある飲み方を心がけましょう。
どうして二日酔いになるのか
個人差はありますが、2単位のお酒(ビールなら中びん2本、日本酒なら2合、焼酎なら1.2合)を肝臓で分解するのに平均6〜7時間前後かかるといわれます。これは、睡眠によって早まるわけではありません。
例えば、宴会などで、24時までお酒を飲んでいた場合を考えてみましょう。飲み終えた時点で3単位相当以上のアルコールが体内に残っていると、アルコールが抜けるまでに、少なくとも9時間かかると考えられます。そのため、翌朝8時になっても体内にアルコールが残っているという計算になります。
二日酔いの症状

アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドは毒性が強く、十分に分解されないで体内に残ると、頭痛がしたり、胃粘膜の障害により、胃痛や吐き気をもよおすこともあります。この不快な症状が二日酔いです。さらに、自責の念から精神的にも憂うつになってしまうことがあり、それが症状を悪化させます。
不適切な飲酒による体への影響
飲み過ぎによる急性影響と、習慣化による慢性影響があります。
| 急性影響 |
- 人格の変化
- 酩酊による事故
- 飲酒運転による交通事故
- 急性アルコール中毒
- 20代と飲酒してはいけない20歳未満に多い/「イッキ飲み」は中枢神経を麻痺させ、死に至ることもある
- 血圧の急激な変化
- 自律神経に影響を与え、血圧を急激に上昇させたりする
- 乳幼児への影響
- 母乳にもアルコールが溶け込んで乳幼児にも害がおよぶ
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| 慢性影響 |
- 喉・食道
- 口に近い器官ほどただれやすい/食道炎、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどになる
- 肝臓
- 脂肪肝・肝炎・肝硬変になる/黄疸になる(皮膚や眼球が黄色くなる)
- 胃
- 小腸・大腸
- 脳
- 学習能力が低下する/集中力がなくなる/物忘れが激しくなる
- 心臓
- 体力の低下
- 男性の性腺機能
- 女性の性腺機能
- 胎児性アルコール症候群
- 妊娠中の飲酒が原因で発生する/知能発達の遅延の可能性が高くなる/大小さまざまな奇形をともなう
- アルコール依存症
- お酒にとらわれて、お酒なしではいられない生活になり、生活破綻を招いてしまう/早死にしやすい/家族をまきこんで家庭の崩壊を招く
- 20歳未満飲酒
- アルコール依存症になりやすい/脳細胞の破壊を加速する
- 喫煙と飲酒
- がんの発生を促進する/お酒を健康的に飲みたければ、喫煙しないこと
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